内科(腎・膠原病・糖尿病内科)
更新日:2025年11月4日
診察内容・専門分野
専門外来
糖尿病や甲状腺疾患などに代表される代謝・内分泌疾患、関節リウマチや全身性エリテマトデスなどに代表される膠原病疾患、さらに慢性糸球体腎炎やネフローゼ症候群などに代表される慢性腎臓病の専門外来を行っています。
初めて受診される場合は、過去の健診結果といった資料やかかりつけ医からの紹介状があればお持ちください。問診票や検査データなどの情報を総合的に判断して治療します。また、医学研究の進歩にともなって新しい治療法や薬剤が次々に開発されています。当科では最新の情報を取り入れて治療に生かすよう努めています。
また、地域のかかりつけの先生方(事前に当院に登録された医院・クリニックのみ)と協力し糖尿病などの生活習慣病の教育、治療を目的とした解放病床による入院を行っております。この制度は地域のかかりつけ医で直接入院申し込みができ、また入院前にあらかじめ入院日時および期間も相談できる便利な制度です。詳しくはかかりつけの先生(登録医)または当院の医療連携室にお尋ねください。このページの先頭へ
特色
糖尿病内科
糖尿病、低血糖症、脂質異常症、高尿酸血症、甲状腺疾患等の診療を行っています。
糖尿病治療の目的は、血糖コントロールをして合併症が発症進展しないようにすることです。療養のプログラムとしては、個人での栄養指導の他に、教育入院、インスリン自己注射の指導などを行っています。医師の他に管理栄養士、看護師、薬剤師、臨床検査技師などの専門スタッフが関わってサポートします。
甲状腺疾患については、採血でのホルモン測定に加えて超音波やアイソトープなどの画像診断などで診断します。
インスリン、血糖測定の導入には入院が必要になります。
2025年4月以降、糖尿病内科は非常勤医師の対応となります。
【紹介状をお持ちの方へ】
糖尿病外来の診察は、月曜日・木曜日・金曜日になっておりますので、ご注意ください。
膠原病内科
膠原病、関節リウマチ、リウマチ類縁疾患は、自己免疫疾患であり難病と言われています。そのため膠原病、リウマチ疾患に精通した専門医の診断と治療が重要であり、特に初期治療は、その後の病気の予後に大きく関係しています。当院は、膠原病リウマチ専門医が1名しかいないため、関節リウマチと診断された患者様、または疑いがある患者様のみ受け入れております。受診を希望される際は、紹介状を持参のうえ、火・金曜日の受付時間内(午前8時15分から午前11時まで)に来院してください。
腎臓内科
わが国における慢性透析患者数は27万人を超え、年間増加数も約1万人となっています。世界的に見ても移植・透析医療を受けている患者数は増加の一途をたどり医療財政問題となっております。このため日本腎臓学会では、慢性腎臓病という新しい概念を提言して啓蒙活動を行っています。
慢性腎臓病は末期腎不全(透析)へ進展するばかりでなく、心血管合併症の重要なリスクファクターであることも疫学的研究より明らかとなっております。3ヶ月以上持続する尿所見異常(タンパク尿、血尿)または血清クレアチニン上昇の患者様がいましたらぜひ当科への受診をご検討ください。
すでに慢性腎不全に至ってしまった患者様に対しても、末期腎不全への進展を抑制するため、低タンパク食療法、クレメジン、アンギオテンシン変換酵素阻害薬、アンギオテンシン受容体拮抗薬などの薬物投与を含めた集約的治療をおこなっています。
また慢性腎臓病以外にも、急性腎不全に対しては、血液透析・血液透析濾過を用いて治療をおこなっております。
診療スタッフ紹介
| 医師名 | 役職 | 専門分野 | 備考 |
|---|---|---|---|
|
蒔田 雄一郎 |
副診療部長 科部長 |
腎臓病 高血圧症 |
腎臓機能障害指定医 産業医 臨床研修指導医 |
|
山中 貴博 |
臨床工学科部長 |
腎臓病 高血圧症 |
日本静脈経腸栄養学会 TNT研修会研修修了 |
|
縄田 益之 |
副科部長 |
関節リウマチ 膠原病 |
日本内科学会認定内科医 |
|
山田 茂弘 |
医師 | 緩和ケア研修会修了 |
予約時の注意事項
- 腎臓内科および糖尿病内科のみ、病診連携予約(医療機関からの予約申込)を受け付けております。なお、予約にあたっては、事前に医療機関から診療情報提供書(紹介状)および検査データを医療連携室へFAXで送付していただくこととしておりますので、ご了承ください。
- 病診連携予約でのご予約は、10日前までのお申込みとさせていただいております。
- 患者様ご本人からの予約は受け付けておりません。
- 予約なしでの受診の場合は、外来担当医表等を参照の上、平日午前8時15分から午前11時までにご来院ください。