循環器科

登録日:2020年9月1日

診察内容・専門分野

 

特色

2019年度のトピックス

心臓カテーテル室の全面改装と最新型血管撮影装置のご紹介

患者の高齢化

日本は高齢化社会を迎えています。越谷市も例外ではありません。それに伴い高齢者の心不全患者数も増加しています。循環器科では高齢者の心不全管理をいかにして行っていくのかが問題となっています。入院で拝見する高齢者の慢性心不全患者は完治を目指すのではなく、迅速に症状を緩和・改善を目指し生活の質を下げないための医療努力が必要と考えています。そのためにも長期の入院生活にならぬよう適切な初初期対応に努めて行きたいと考えています。さらに近隣の開業医の先生方とも連携し在宅医療のあり方についても検討を重ねていこうと考えております。

循環器科

当科では、下記に示す様々な心疾患・血管疾患に対しての検査・加療を行っています。

心不全

心不全とは何か?近年、心不全患者の増加を受けて日本循環器内科学会では一般の方に心不全を理解して頂くために新たな心不全の定義を決めました。
心不全:「心不全とは、心臓が悪いために、息切れやむくみがおこり、だんだん悪くなり、生命を縮める病気です。」ひじょうに抽象的な表現ですが、この定義にあるような息切れ・むくみ等を自覚されることがあれば心不全を疑い早期に受診を検討して頂きたいと考えています。
精査を経て心不全の診断に至った際には、その重症度に照らし最適な治療を患者に提供していくよう日々研鑽しています。

冠動脈疾患(虚血性心疾患)

狭心症、急性心筋梗塞などの心臓の血管(冠動脈)に狭窄や閉塞がおこることで発症する心臓病です。当科では急性心筋梗塞などの対する緊急の対応はもちろん、その疑いのある患者への検査・診断・説明・治療を提供しています。年間を通じて冠動脈に対する検査(経皮的冠動脈造影(CAG))治療(経皮的冠動脈形成術(PCI))を施行しています。

心臓弁膜症

心臓には4つの部屋(左心室・右心室・左心房・右心房)があります。
それぞれの部屋の間には弁がついており、血流が一定方向に流れる仕組みがあります。この弁の異常により逆流を起こしたり、弁が硬くなることで狭窄をおこすことがあります。そうしたことが心臓の負担を増大し心不全を発症することが問題となります。私たちはそうした心臓弁膜症の診断を早期におこない、重症度の判定をおこない、最適な治療戦略を提供しています。

不整脈

脈が乱れる、速い、遅い、動悸がするなど。日常でも些細なことでそうした症状を自覚されるようなことがあれば受診をお願いします。
不整脈は経過観察で済むものから、積極的な治療介入が必要なものまで様々です。
薬物療法はもちろんですが、近年は不整脈の種類にもよりますがカテーテルによる治療も進歩しています。またペースメーカーを始めとしたデバイス治療も様々なタイプがあります。
まず診断を正確に行い治療方法の選択と説明をして最適な治療をおこなって行きます。

大動脈疾患

急性大動脈解離・胸部、腹部大動脈瘤の早期診断を行うと共に、治療の適応と至適時期を検討します。

閉塞性動脈硬化症(ASO)

足が冷える、少しの散歩で足の筋肉に痛みを自覚し、休憩をすると改善する等のことはないでしょうか。この様な症状が頻回であれば、足の血管に狭窄や閉塞をきたしている可能性があります。当科では、まず症状をお聞きし疾患が疑われれば各種検査をおこない診断・治療を提案しています。(ABI(足関節上腕血圧比)PWV(脈波伝播速度)CT、MRI等の画像診断、等の生理学的検査)(薬物療法・カテーテル療法(ステント治療)を行っています。

肺動脈血栓塞栓症

エコノミークラス症候群という病気をお聞きになったことがあるでしょうか。
飛行中長時間、同じ姿勢でいることで足の血流が停滞し血栓ができてしまい、飛行機から降りようと立った瞬間に足の血栓が血管に乗って肺の血管に詰まってしまい、呼吸困難や失神を起こしてしまう病気です。(重症の方は死にいたることもあります)
何らかの要因・原因で足の静脈に血栓ができるとでおこる疾患です。比較的短期間で進行した足の浮腫や、それに伴う呼吸困難感などの自覚が出現するようであれば受診を検討して頂きたいと思います。早期診断、加療をすすめていきます。

生活習慣病に対する一次、二次予防管理

循環器疾患の重要な原因である高血圧症、糖尿病、脂質代謝異常などの生活習慣病については患者さんの生活スタイルを把握しながら、食事療法、運動療法に内服薬を組み合わせ、細やかかつ積極的な一次予防と二次予防を行っております。

救急診療

循環器疾患は一刻を争うことも多く、救急診療にも力を入れています。
現在週2回(月曜日)・(木曜日)内科当直を循環器科医が担当しています。
その他の曜日についてはon call体制をひいて救急対応を行っています。

2017年より睡眠時無呼吸症候群(SAS)の精査・加療を開始しました。

始めに外来で簡易検査を受けていただき、SASの疑いが高まれば一泊の入院で本検査を受けていただき確定診断します。
その後、SASのレベルにより治療方法(CPAP療法、ASV療法)を提供します。

2017年より漢方薬の導入

近年、循環器内科疾患に伴う諸症状(動悸・息切れ等・倦怠感)に漢方の力が有用であるとの報告が増えています。西洋医学との融合で循環器病患者さんの愁訴を少しでも改善することにチャレンジしています。

検査・治療件数(2018年4月1日~2019年3月31日)

検査・治療件数一覧
検査・治療名 件数
心臓カテーテル検査 205件
冠動脈形成術 96件
ペースメーカ植込み術 30件
心エコ図検査 1591件
ホルター心電図検査 543件
運動/薬物負荷心筋シンチグラフィ 90件
安静心筋シンチグラフィ 5件
冠動脈CT 141件
心臓MRI 34件
ABI/PWD 261件

体制

常勤医師 循環器専門医5名
非常勤医師 循環器専門医2名

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診療スタッフ紹介

診療スタッフ一覧
医師名 役職 専門分野 備考
高木 篤俊男性 科部長 心不全 日本循環器学会認定循環器専門医
日本内科学会認定内科医
臨床研修指導医
産業医
高橋 秀平男性 医長 循環器内科全般 日本循環器学会認定循環器専門医
日本内科学会認定内科医

廣瀬 邦章男性

医長

循環器内科

心臓超音波

日本循環器学会認定循環器専門医

日本内科学会認定内科医

日本内科学会総合内科専門医

日本心エコー図学会SHD心エコー図認証医

日本周術期径食道心エコー認定医

相川 達郎男性 医長 循環器内科

医学博士

日本循環器学会認定循環器専門医

日本内科学会認定内科医

日本内科学会総合内科医専門医