坂本　礼子（がん化学療法看護認定看護師）

安全・安楽ながん薬物療法の提供を目指して

がん薬物療法薬は年々新しい薬剤が登場しています。患者さんの予後・QOL改善に期待ができる一方で、今までなかった副作用が認められています。看護師の役割は　（1）がん薬物療法薬の確実・安全・安楽な投与管理　（2）セルフケア支援　（3）意思決定支援となります。

治療継続のために患者さん自身のセルフケアは重要です。患者さん・ご家族の生活の視点で一緒に考えていくことを心がけています。また、がん薬物療法薬による曝露はスタッフにも関わります。患者さん・ご家族はもちろん、スタッフにも良い看護・環境を提供できるよう、他職種の方々と協力しながら取り組んでいます