分娩・入院生活と助産師のケア

登録日:2025年7月29日

当院の目指す分娩

経腟分娩は自然分娩を主体とした、あかちゃんとお母さんに優しいケアをモットーに行っています。お母さんが自分で産む力を引き出すケアを提供します。

医師と助産師が協働して、安全安心な分娩を目指します。

ハイリスクな妊娠・分娩では、より専門性の高いスキルで対応します。産科救急(J-CMELS、ALSO)や新生児蘇生法(NCPR)に基づき、万全の体制で対応します。

立ち会い分娩

立ち会いを希望される方は、基本はご主人・パートナーの方にお願いしています。一緒にお産を乗り越えることで、家族の絆が深まると考えています。

早期母子接触

早期母子接触は、正期産の場合に生まれてすぐにあかちゃんをママに抱っこしていただくケアです。新生児集中治療室で行われているカンガルーケアとは異なります。当院では、あかちゃんもママも元気であれば、生まれた瞬間にへその緒がついたままママのお胸の上であかちゃんを抱いていただきます。

生まれて間もないあかちゃんとママにとっての初めての対面、肌と肌のふれあいは大切な時間です。正しい方法での早期母子接触は医学的な効果も認められています。

当院のスタッフはNCPRの認定を受け、医師とともにあかちゃんの健康状態を把握します。「早期母子接触の実施の留意点(2012)」を参考に、一定の基準を設け、安全第一に行っています。事前に十分な説明を行い、ママの選択を尊重しています。

★早期母子接触実施の留意点(2012)

★産科医療補償制度再発防止委員会からの提言「妊産婦の皆様へ 産後まもない赤ちゃんについて(2016)

母乳育児

WHO・UNISEFの指針をもとに母乳育児を推進しています。母乳育児をご希望の方には根拠に基づき、安全で質の高いケアを提供します。

母乳育児とは、完全母乳だけではありません。当院はハイリスク分娩が多いため、医学的にミルクを補足するケースも多くあります。また、越谷のある埼玉東部周辺はベッドタウンという土地柄、共働き世帯も多く、産後の仕事復帰を見据えて混合希望のママもいます。混合栄養も母乳育児のひとつの方法です。

もちろん、母乳を頑張りたいママには全力でサポートさせていただいております。入院中は毎日の授乳指導に加え、アロマオイルを用いた背部マッサージや、その他母乳分泌アップのための指導を行っています。また、退院後には産後外来でのフォローをしています。当院では、個々に応じた母乳育児を支援しています。

★WHO・UNISEFの母乳育児を成功させるのための10か条

母児同室

産後はママの心身の状況に配慮しながら、基本的に終日母児同室となります。

夜間覚醒するあかちゃんのお世話は大変なため、夜は母児異室の病院もあります。しかし、入院中から終日母児同室を行うと、退院後の育児のギャップが小さいことが最大のメリットです。

母児同室とはいえ、当院では24時間体制でママとあかちゃんを見守り、授乳やおっぱいケアを含めて安心して過ごせるようにお手伝いしています。もちろん、ママに休息が必要なときには、あかちゃんを新生児室でお預かりします。